ヘルシー通信

1日の終わりに入るお風呂。1日の疲れを癒してくれ、心地いい気分になりますよね。中には1時間程かけてゆっくりとお風呂に入る方もいるのではないでしょうか。

そんなお風呂ですが、あるお風呂の入り方をすると、ダイエットにも効果的な時間になるのです。その方法がHSP入浴法というものです。

HSP入浴法はあまり聞きなれない言葉で初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、HSP入浴法とは一体どのような入浴法なのか、どうしてダイエットに効果的なのかについて紹介していこうと思います。

 

・HSP入浴法とは?

HSP 入浴法

HSP入浴法とは、一体どのような入浴法なのでしょうか。それは、ヒートショックプロテイン(Heat Shock Protein)と呼ばれるタンパク質を活性化させる入浴法なのです。

HSPって一体何の略なのだろうと思っていた方もいたかもしれませんが、HPSはヒートショックプロテイン Heat Shock Protein の頭文字を取ったものです。

ヒートショックプロテインは、熱による刺激が加わると活性化され、細胞内でタンパク質の立体構造を作り出す役割を果たしています。

タンパク質は、アミノ酸という最小単位がいくつも結合した物質です。ただし、アミノ酸が一直線に結合した2次元的な構造ではなく、フォールディングという、タンパク質を折りたたみ、複雑な構造を形成する過程を経て立体的な構造をとっています。HSPはこのフォールディングの過程に関与しています。

タンパク質は構造が崩れてしまうと正しく機能しなくなります。紫外線や活性酸素などの刺激によりタンパク質の立体構造が崩れてしまうことがあります。そんな時にHSPはタンパク質の構造を元に戻し、正しく機能させる役割もあります。

壊れすぎて修復が不可能になってしまうタンパク質も存在します。このようなタンパク質は細胞内で分解されるのですが、HSPは他のタンパク質の邪魔をしないように壊れたタンパク質を分解することを助けることにも関与しています。

HSPはこのように、タンパク質の構造を維持するのに重要な役割を果たしているのです。HSPを活性化させることでタンパク質の品質を管理し、健康な状態を維持することができるのです。

 

・HSPは脂質燃焼にも効果的

HSP 脂肪 燃焼

先程述べた役割の他にも、HSPには脂質代謝を亢進させる役割があることも知られています。遺伝子を組み替えてHSPを過剰に作るマウスがどのような形質を示すかを見た実験があるのですが、そのマウスは通常のマウスと比べると内臓脂肪が少ないことが分かりました。

さらに研究を進めると、エネルギー源として脂肪を利用する割合が高いことも分かりました。このことから、HSPは脂肪をエネルギーとして使い、内臓脂肪を減らしてくれる役割があることが分かりました。

さらに、持久力の指標となる最大酸素摂取量が高いことや、細胞内でエネルギーを作り出すミトコンドリアという器官が多いことも分かりました。

ミトコンドリアの量が少なくなることは、糖尿病や筋肉が萎縮するサルコペニアという疾患とも関連します。HSPはミトコンドリアを増やすことでこうしたリスクも軽減してくれるのです。

 

・実際の方法は?

HSP 効果

それではHSPを活性化させるHSP入浴法は、どのように行えばよいのでしょうか。実は意外と簡単な方法で行うことができます。その方法とは、41〜43℃のお湯に30分程入る、という方法です。

お風呂のお湯は38℃や39℃くらいが快適に感じ、長くお風呂に入ろうと思うと少し温度を低めに設定するかもしれません。しかしHSP入浴法では、HSPが活性化するようにそれよりも少し温度を高く設定します。

HSPは41℃〜43℃で活性化されることが実験でも示されています。それより高すぎるとタンパク質が壊れてしまうこともありますし、そもそも熱くてお湯に浸かれません。体の内部まで温めるため、HSPが活性化される温度で少し長い時間お湯に浸かっている必要があります。

お湯に浸かる際は、肩までしっかりと入るようにしましょう。半身浴の状態になっていると上半身が冷えてしまい、体全体を温めることができないのでHSP入浴法の効果が薄れてしまいます。

少し熱く感じる場合は、1℃だけ温度を下げたり入る時間を短くして、徐々に慣らしていきましょう。初めのうちは我慢できなくても、徐々に高い温度で長く入れるようになります。

また、HSP入浴法を行う際は1Lのペットボトルに水を入れてこまめに水分補給をしながら入るようにしましょう。お風呂に入っている間は知らず知らずの内にたくさん汗をかいています。30分お風呂に入っていると1Lは汗をかくので、必ず水分補給は行うようにしましょう。

 

・まとめ

今回はHSPを活性化させるHSP入浴法について紹介してきました。

HSPはタンパク質の折りたたみを行うタンパク質ですが、活性化させることで脂肪の利用を促進させたり、ミトコンドリアを増やすということも分かっています。HSP入浴法はこのことを利用した入浴法です。

方法としては41〜43℃のお湯に30分程浸かるというだけで、とても簡単にできます。毎日入るお風呂で簡単にダイエットができるので嬉しい方法ですね。

気になった方は是非いつものダイエットに取り入れてみてください。

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